表題の「ソトニ」は、警視庁公安部外事2課の略称である。警視庁に設置されている部署の一つで。公安警察業務を行うとされている。
外事は、外国の工作活動や戦略物資の不正輸出を捜査対象としている。外事には1課から3課まであり、1課は、主にロシア、東ヨーロッパを対象とし、外事2課は、アジアを、外事3課は、国際テロや中東地域のスパイを対象としているようである。
最近の読書として、「竹内明」や「麻生幾」が書いたいわゆる「ソトニ」関係のスパイ小説を読み漁っている。

竹内明の作品は大体読み終えた。それで、次に麻生幾の小説に進んでいる。どちらも「ソトニ」関係の小説を多く取り扱っている。アジアでも特に北朝鮮が多く、たまに中国のスパイを題材にしたものもある。
いずれも、日本人と顔つきなどは同じなので、日本人で行方不明になった者の氏名を使って、その者に成りきって日本で生活し、スパイ活動している場合が多い。こういう他人の名前を用いてその他人に成りきって生活していることを、背乗り(ハイノリ)というようだ。
背乗りして生活している者は多くの場合、他から見てもわからないようだ。戸籍上も他人に成りすましているので、元の住人の親戚関係の者でないと、わからないようだ。親戚関係の者が遠く離れていたり、亡くなっていたりした場合、他人になりしましたまま何世代も継続することとなるようだ。本当にそういった事例があるのかどうか知らないが、あったとしても我々にはわからない。
ともかく、ソトニといった公安警察業務は、あまり一般的でない、特殊な仕事であるようだ。実際に数百人以上の人がその業務に携わっているとのことである。

小説もなかなか面白い。実際の事例を参考に作成しているようで、迫力がある。

