昭和年代の週刊誌の広告、特に健康器具などの広告に、「使用前」「使用後」といった用語が用いられていた。最近はこの言葉は聞かなくなった。代わりに、タイトルに示したような「Before」「After」という用語が用いられるようになった。ただ、Before、Afterという用語を使う場合、基準となる時点を明らかにしないと意味をなさない。使用前、使用後だと、「使用」という用語があるので、使用する時点が基準となり、問題は無い。しかし、after,beforeは、何時に対する前なのか後なのかが分からないので、その何時を新たに書く必要がある。ところが、最近のテレビ等では時点を明らかにせずに、before,afterという用語を用いている例がある。
例えば下の2枚の写真を見ると、

Before

After
1枚目の写真にBeforeを、2枚目の写真にAfterを添え字として付しているが、画像の内容と添え字とから、違和感がなく、基準時がないといった疑問は生じない。多分、写真と添え字から、それを見た人は「桜の散る前」と「散った後」という理解をしている。それで基準時については意識はしていないが、桜の散り始めを基準として考えているのだと思う。
つまり、写真の内容が、before,afterという文字の意味を補っているのだ。最近は、写真とか絵とかイラストとかビジュアルなものが文字とともにコミュニケーションのツールとして用いられている。むしろ、ビジュアルなものがコミュニケーション手段としては文字以上の役割を果たしているのかもしれない。

























