今、竹内明の「スリーパー」という小説を読んでいる。
竹内明は、慶大法学部卒業後、TBSに入社し、報道局社会部に配属され、警視庁、検察庁担当記者とsて、様々な歴史に残る大事件の取材経験を持つ。その後、外信部ニューヨーク支局特派員となり、FBI、CIAの対テロ戦争の裏側や国連を中心に取材する経歴を持つ。
「スリーパー」は、浸透工作員と警視庁公安部外事二課 (ソトニ)を対象としたスパイ小説だ。著者の経験に基づいた実話に近い小説であるそうだ。

ストーリーは、とても面白い。現在、200ページほど読んだが、時間のたつのを忘れてしまう程、小説に引き込まれてしまう。解説本の説明を拝借すると、次のようなストーリーだ。
≪≪ 東京で、就活中の大学院生として、ごく普通の生活を送る青年・倉本龍哉。
だが、彼の名前や戸籍、経歴は、すべてある国家によって用意され、与えられたものだった。
豊かで平穏な日本での日常と、家族の暮らす祖国のギャップ。エリート工作員としての誇り。周囲には決して悟られぬよう、日本社会に「浸透」(チムツ)する緊張……。
だが母親から、「日本でしてほしい」と頼まれた、ある願いが龍哉の運命を変えていく。
一方、「公安警察の狂犬」として外国スパイに恐れられながら、日本の上層部に巣食う潜入者=モグラの影に切り込み、警察組織を追われた外事二課のエース・筒見慶太郎は、指令を受けて訪れたバングラデシュ・ダッカのスラムで罠にかかり、殺人の嫌疑をかけられる。
交錯する筒見と龍哉の運命。日本と北朝鮮、対立する国家の狭間で引き裂かれた人々の思い。激闘の果てに、ふたりが辿り着いた驚愕の真実とは。≫≫
私はもう30年ほど、小説を読んだことがなかった。ふとしたことからこの小説を知る機会に恵まれ、解説が面白いので、購入した。仕事で苦労し、嫌になっている気持ちを忘れさせてくれるほど、熱中できる物語である。どうか、読んでみてください。
