コロナウイルスが流行し始めてから、雑踏を歩くときはマスクが必須になった。

ところが、外気が冷たい冬の時期は、マスクを掛けると、眼鏡が曇り、前が見えない状態となり、歩行が困難になる。
メガネをかけない人には分からないだろうけど、眼鏡をかけている者にとっては、歩行時、階段の上り、降り、プラットフォームで電車待ちをしているとき、車中等々、毎日、メガネの曇りに煩わされる。

曇りの生じないメガネは存在しないので、コンタクトに変えるしかない。でも、目に傷を付けたくないので、眼鏡に頼らざるを得ない。
それで、先日、眼鏡屋へ行き、曇り対策を講じた手段がないか尋ねてみると、曇り止め薬品が販売されていた。

早速購入し、試してみたが、確かに曇りは生じないが、視界が変なのである。歪んで見えるのである。この歪みが、結構目障りで、歩行を妨げるのである。結局、曇りは止まったが、歩行の困難さは変わらないので、私の悩みの解決にはならなかった。
それで、究極の対策として、マスクを掛けるときは、眼鏡をかけないという選択をした。私の視力は裸眼で、片目が0.4と0.1であるが、何とか足元は見えるので、眼鏡をかけるより、危険度はかなり下がった。
特に恩恵があるのは、階段を下りる際である。メガネが曇っていた場合は、これが大変危険だった。裸眼にすると、ボヤけているけれど、階段の1ステップ毎に明確に認識できるので、踏み外すといった事態は避けられる。
結局、コロナでメガネの曇りに煩わされたが、その解消は、眼鏡を外すことで実現できた。この結論に至るまで、2年強かかった。
