ジェームスウエップ望遠鏡

この望遠鏡は、2021年米国から打ち上げられた衛星に搭載された望遠鏡で、これまでの望遠鏡より遥かに性能が高く、新たな天体を発見できること、更には宇宙の謎を解明できることを期待された望遠鏡である。

この望遠鏡が、今年になって、ビッグバン後数億年経った時点の新たな銀河を発見したそうだ。驚くことにその銀河は大きくて、銀河中央にブラックホールを有しており、銀河成立までに数億年程度では足らないそうである。つまり、宇宙の始まりの定説とされる、ビッグバン時点よりも、前に誕生したとしか考えられない銀河がこの宇宙に存在することが分かったのである。

この発見は、普通に考えると、現在の宇宙論を否定するものである。現在の宇宙論ではビッグバンによって宇宙が誕生したことになっている(正確にはビッグバンよりほんの僅か前に宇宙は誕生したようだ。)。それにも拘らず、発見された銀河の誕生はビッグバン以前と認められるのである。

現在、この矛盾をどう考えるか、多くの学者の頭を悩ませているようである。

一説では、この宇宙は、ビッグバンは無かった、宇宙の始まりは無いと考えている。この考えは伝統的に存在したのであるが、多くの銀河の赤方偏移の事実から、ビッグバンの考えが優勢となったのだ。ビッグバンが否定的になると、宇宙の始まりは無いとする考えが復活した。しかし、この説は、科学的根拠が希薄で、多くの学者に支持されないだろう。

ということで、ジェームスウエップ望遠鏡で発見された銀河とビッグバン宇宙誕生説とを矛盾なく合理的に解釈する動きが出てきている。

ネットで検索していると、宇宙誕生の初めは時間が遅く進んでいたとする考えがある。その根拠は分からないが、これからもいろんな考えが提案されるだろう。

宇宙論は今、とっても面白い。今日はここまで(この終わり方は、シュタインバッハ大学の石河雅一氏を参考にしました(模倣)。

 

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