デコポンについてのウンチク

先日、デコポンの苗を注文した。注文先は香川県の業者だ。

この間の土日は、熊本へ行った。熊本市内にある道の駅に立ち寄ったところ、「不知火」という名前でデコポンが売られていた。私はつい先ほどまで、デコポンと不知火は同じ種類のミカンを指すと信じていた。だから上記文章は知っている人はおかしいと感じると思う。

で、デコポンと不知火との関係はどうなっているのか調べてみた。すると「デコポン」は「熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標」であるようだ。そして、「全国の柑橘関係農協県連合会を通じて出荷された不知火のうち、高品質を保つ一定の基準(糖度13度以上、酸度1度以下)をクリアしたものだけがその名を使用する」とある。不知火は「清見」と「ポンカン」の交配により作られた品種であるそうだ。

つまり、「デコポン」は、特定の業者が所有する登録商標であり、しかも、「デコポン」という名前が付けられた不知火は一定以上の品質を保っていることが必要である。

この結果、先ず、「不知火」というミカンの品種があって、その中に「デコポン」という高品質なミカンが存在することが分かる。

次に、「デコポン」は登録商標なので、商標権者である「熊本県果実農業協同組合連合会」の業者だけに専用使用が許可されている。だから、この業者以外の事業者が「デコポン」という名称を商品「不知火」に付して販売したり、広告したりしたら商標権侵害になるので、使用できないということだ。

ネットを見ていると、上記業者以外の者が「デコポン」という名前でかんきつ類の広告、販売をしているように思える。これは明らかに侵害になるのではなかろうか?或いは慎重に商標の使用に該当しない態様で用いているのだろうか?紛らわしい仕様をしている業者は、いずれも熊本以外の他府県に多い。

先日、熊本市内で見たところでは、デコポンと記載しているのは殆ど無く、私が見た店では、全て不知火と標記してあった。流石、地元では、登録商標の使用に触れるような微妙な表示も避けているようだった。

でも、熊本で購入した不知火は、他所で購入した不知火よりも味が良い。「デコポン」でなくても,熊本産は美味しい。

序ながら熊本には、デコポンよりもおいしい「セトカ」という名のミカンがあるそうだ。熊本で乗ったタクシーの運転手が教えてくれた。その「セトカ」を店で購入して不知火と食べ比べてみたが、どちらも甲乙付け難いほどに美味しかった。大きさでは不知火だ。「セトカ」は皮が薄く、剥き難くかった。そういった点で、「不知火」の方がよく知られているのだろう。

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