今、標題の書籍を読んでいる。岩波新書で、著者は鶴原吉郎と言う技術ジャーナリストである。
この本は結構面白い。私は、これまで、HV(ハイブリッド自動車)とPHV(プラグインハイブリッド自動車)との違いを十分知らなかったが、この書籍で簡単に解説していた。分かったことは、HVもPHVもバッテリを搭載しているが、バッテリの容量が異なるのだそうだ。HVは搭載エンジンで発電するので、基本的にバッテリは小容量で良いそうだ。対して、PHVは、エンジンを動作しなくても、電池だけでも長距離走ることが必要なため、バッテリは大容量のものを使うらしい。単に家庭内で充電できるかどうかの差異だけではないようだ。
それから上記書籍は、地球温暖化対策のため、世界的にCO2排出量を規制する動きの大変さを解説している。何が大変かと言うと、車の炭素排出量を段階的に制限しているが、その排出量はこれから生産する新車だけに適用されるのではなく、既に街中を走っている車も対象にするのだそうだ。と言うことは、新規制値前から走っている車、規制値以後に販売される車の全ての車の平均値の排出量が、規制値以内に収まらなければならないことになる。
これを満たすためには、新車は殆どゼロエミッションでなければいけないそうだ。2025年とか2040年、2050年と段階的に厳しくなるが、どの段階かには、新たに販売する車は、ゼロエミッション車でなければならないようである。もう、エンジン車は作れないそうである。
HVもPHVもエンジンを搭載しているので、ゼロエミッション車でないので、これらの車すら生産できなくなるようである。
ただ、EVでも、車体の生産時、特に鉄板の生産等の時に電力を消費するので、発電所が火力発電に頼っていた場合、CO2排出量が多くなり、それも問題になるようだ。火力発電の比率が少なければ、EVは理想的な次世代車になるようである。
こういったことを、標題の書籍は書いている。面白い。

