連日最低気温が12、3度で推移している。ワンちゃんにとって過ごしやすい季節になった。我が家のワンちゃんも食欲が出てきて、よく食べるようになった。一安心である。
今年の夏の暑さは、人間以上にワンちゃんには大変だったと思う。特にフサフサとした黒っぽい毛をまとったワンちゃんにとって、暑さは耐えられなかったと思う。
近所の愛犬家の中には、ワンちゃんの暑さ対策のため、全身の毛を短く切る、いわゆるサマーカットをする人がいる。見るからに涼しそうに見えるが、先日テレビを見ていたら、動物学者かドッグトレーナーが「犬の毛は、断熱材の機能を果たしているので、毛を短くする方式のサマーカットは、やるべきでない」と言っていた。

毛を短くカットすると、太陽の熱が直接肌に作用するので、逆効果というのだ。
確かにこの説明は一理ある。そういえば、我が家のワンちゃんは毎年近くのペットショップでサマーカットしてもらっているが、そのペットショップのサマーカットは、毛を短くするのではなく、梳かすだけである。毛の量は減っているが、長さは変わらない。
おそらく、そのペットショップは暑さ対策としてのサマーカットの意味を知っているのだろう。
普通に考えると、ワンちゃんが酷暑に耐えるには、毛を短く切るのが良いように思うが、そもそも断熱効果のある毛をなくすと、断熱効果そのものが無くなり、却ってワンちゃんには過酷な環境となるのである。
地球温暖化現象のため、これから、年々暑さが過酷になると予想される。そのため、正しい暑さ対策が人間だけでなく、多くの生き物に求められる。単に自分の経験だけから安易に暑さ対策を立てるのではなく、個々の動物が獲得している形態を深く理解して、適切な対策を取って欲しいものである。

