現在聴講中の講義の一つは、コンピュータプログラミングである。具体的には、C言語の講義である。
一般に大学の自然科学分野の講義と言えば、教授がその分野の内容を解説して行く。一回でその分野の解説を終わらなければ、何度かに渡って、解説を進行し、終了すると、理解の確認をするため、試験を行う。
私は今春、講義が始まる前に、大体そのような講義形態であろうと予想していた。ところが、講義初日のガイダンスで、教授が、次のような説明をした。

『コンピュータープログラミングは、実際に自分でプログラムをキーボードに入力し、コンパイルして実行し、正常に動作するかどうかを確認しなければ上達しない。だから、私の講義は、教科書の単元ごとに問題をする試験である。毎回、10分か20分ほど解説をして、その後、教科書の中の問題をやってもらう。教科書は持ち込み可能である。そして、問題の解答が、作成できたら、ネットで電子データで提出してもらう。』

という訳で、コンピュータープログラミングの講義は、毎回試験である。解説はしてくれるが、殆ど参考にならない。基礎を教える講義ではないのである。
その上、春期に中間試験と期末試験とがある。これは教科書持ち込み不可である。
毎回の講義が試験なので、教授から教わることが無く、自分で前もって予習しておかないと、付いて行けない。だから生徒は大変な負担を強いられる。でも、半年近くこの授業を経験すると、不思議とプログラムを自分で作成できるようになる。
教授に感謝したらいいのかどうか。教授は教えていないのに、である。
10年か20年ほど前に専門学校でプログラムの授業を受けたことがあるが、その時は、講師が親切にプログラムの解説をしてくれた。その後自分でプログラムを書くという講義内容であった。専門学校は生徒がコンピュータに関して殆ど知識がない場合が多いので、講義が必要だとは思うが、大学では、専門知識がありとして、最初からプログラムを作成させるのだろうか?それにしても、授業に着いて行くのに苦労している学生も何人かいる。
専門学校と大学とどっちが良いのか、判断が難しい。

