離れ庭にリッピアを植え、行く行くは離れ庭一杯に繁殖させてグランドカバーとしようと思っている。

リッピアは逞しい草である。成長が速く、しかも、地面に沿って素早く伸びてゆく。この草だったらおそらく、庭に繁茂している雑草よりも強く、やがて雑草を駆逐してくれるに違いないと思った。

昨年秋に熊本の「ナーサリー」という有名な花屋さんで購入し、庭に植えた。庭の面積に対して量的に不足していたので、ネットでさらに追加購入し、合計10ポット程植えた。

植えた時点で、庭には雑草が沢山生えていた。でも、リッピアの繁殖力によって、雑草は除去される筈だと信じていた。1か月、2か月は様子を見ていたが、リッピアの形勢がよくない。雑草が一向に減るようにない。

そこで、リッピアに毎日水をやり、周りの雑草を除去する作業をして、リッピアに私が加勢してやった。

あれから1年近くたつ現況であるが、リッピアはどんどんと成長し、雑草の中に入って伸びている。リッピアの茎は太く、頑丈なため、雑草には負けてはいない。しかし、雑草はリッピアの侵入は許しているものの、リッピアの茎を取り巻くように繁殖している。まるで、リッピアの茎を締め上げるような状況である。

見ていると、リッピアは雑草に対して侵略戦争を仕掛けているようである。しかし、一方で、雑草はそんなリッピアに果敢に立ち向かい、リッピアの周りを囲んで、リッピアの周辺への拡散を阻止しているようなのである。まるで、ウクライナ戦争さながらである。

でも、人間世界と異なって、不遜な侵略ではない。両者の攻防はそれぞれ生存をかけた必死さがある。

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