早朝の散歩ルートの1つに川沿いに歩く箇所がある。その箇所は、桂川の支流の川であり、かなり上流に位置している。だから水も綺麗だ。それでも、川幅は10mほどあり、流量もそこそこある。そして、私が良く見る箇所には堰があり、上流からの水が堰を通って落ちている。堰の下には流れの緩やかな大きな溜りがある。

実は、4月頃にその溜りを散歩がてら見ていたら、大きな鯉が2匹、悠々と泳いでいた。溜りは深さがあり、深いところは蒼黒くなっていて、魚が見えずらいが、浅瀬まで来ると、魚を目視する事が出来る。鯉のサイズは70cm程度あり、色は黒くて見るからに野鯉っぽい。

ところで、ゴールデンウイークの後半に天候が荒れ模様で、雨もよく降った。そのため、上記の川も水量が増え、堰の下の溜りも大量の水が堰から落ちて来るものだから普段の緩やかな流れではなくなった。

あれが治まった翌日に、散歩でその川に行き、鯉を探したが見つからなかった。その後何度もその川を見に行ったが、鯉を目撃することはなかった。それで、ゴールデンウイークの川が荒れた時に、急峻な水に流されて川下へ行ってしまったのだろうと判断した。

ところが、ついこの間、何気なく例の川を覗いてみたら、居たのだ!2匹の大きな鯉が…!

流石、少々流れが急になっても、十分に耐えられるのだ。或いは、流れの緩やかなところに身をひそめていたに違いない。

野鯉は環境対応性が高く、逆境にもィ力強く生きている。私も見習わなくては。

 

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