酔芙蓉が朝方は白い花だったが、夕方になると、下の写真のように赤っぽくなった。夕方お酒を飲んで酔っぱらったようだ。赤っぽくなるのは午後になると始まるらしい。

翌朝、見ると、昨日の夕方赤っぽく変色していた花は、色はそのままで萎んでしまっていた。花は1日しか咲かないようだ。そして、新たに白い花を咲かせていた。

この花が夕方になると、

ほのかに赤くなっている。撮影は、夕方の4時に行った。気温が25度を超える時間が少なかったのか、25度ギリギリにしか達しなかったのか、思っていたよりも赤くなっていない。でも、朝夕の撮影場所が同じなので、朝白かった花が、ピンクに色ずいていることがわかる。

 

ネットで調べると、酔芙蓉の花は、白からピンク、赤へ変化するのは、アントシアニンという色素の生合成が、午後以降急速に進むためだそうである。アイキャッチ画像(表題の上の画像)は、アントシアニンの化学式を示している。

アントシアニンは最近、抗酸化性などで有名であり、リンゴやバラなどの赤色を発色させる分子であるとのことだ。
朝方の白色の花弁にはこの色素は全く含まれておらず、そのために無色(白色)である。
午後になると細胞内で色素が新たに生合成されて、花弁にたまり、赤色が濃くなっていくらしい。実際に、アントシアニンを生合成する酵素の活性が7倍程度まで上昇しているとの論文報告があるようである。

でもどうして、午前中は生成されていないアントシアニンという色素が午後に生成されるのだろう?

別のネットブログには、「科学的にみると、アントシアニンの生合成は温度が25度以上だと進み、低温だとあまり合成されないこと、および紫外線には影響されないことが判っているそうです」と記載されていた。

確かに午後になると温度が上がるので、色変化するのか?

でもそしたら、酔芙蓉以外の植物は何故午後になって色変化しない?

よく分からないが、丁度、酔芙蓉と同時期に開花する、アントシアニンという色素を持った植物が、同一地域に存在しないからだろう(私見)。

下の写真は、夕方撮影した酔芙蓉の花。

 

 

 

朝方撮影した酔芙蓉の花は下の写真の通り

 

Follow me!

0 Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です