私は当事者ではないが、先週の金曜日、夕方6時前に、私の車の1台前の車が、横断歩道を飛び出してきた少年に接触した。

これまで交通事故はいくつか目撃したことがあるが、人身事故は初めてである。しかも、すぐ前の車による事故は初めてである。

夕方6時前なので、この時期はもう薄暗い。どの車もライトを点灯して走っている。道路は片側1車線の普通の道路である。対向車の車線が渋滞気味で、ノロノロ運転だった。こちらの車線は普通に走れる。対向車線は横断歩道の前後に車が連なっていた。車のライトで横断歩道が見づらく、私の前の車は徐行運転をし、横断歩道に差し掛かった。その時、急に対向車線の間から、黒い人影が飛び出してきた。前の車は急停止した。徐行運転していたので、事故にはならなかったと判断したが、前の車が道路の端に寄り、停車した。その車の前に、少年が蹲っていた。衝突ではないが、接触したようだった。

事故を起こした運転手は、車を降りて、少年に近寄り、運転者として良識のある対応をしていた。

事故車のすぐ後ろで運転していた私は、今回の事故について考えた。少年が急に対向車の間から飛び出してこなければ、この事故は起こらなかった。もし、少年が歩いて手を挙げてわたる動作をしたなら、前の車の運転者は、ブレーキをかけて停止できただろう。だから運転手は安全運転を実践していたと判断できる。にも拘らず、事故を起こしたのは、やはり、対向車のライトで前方が見にくかったところに少年が急に飛び出してきたことが原因だ。

そう考えると、今回の事故は避けられない事故であり、運転者に同情する気持ちになった。もし、私が前の車を運転していたら、矢張り接触事故を起こしただろうと思う。

でも、人身事故は避けなければいけないので、そうするためには、徐行運転では不十分である。横断歩道の前で停止するか、それに等しい程度の低速で走行するしかない。

今回の交通事故は、私に強烈な教訓を与えてくれた。横断歩道を横切るときは注意しなければいけない。当然、以前から横断歩道を横切るときは、歩行者に注意していたが、それでは不十分である。でも、運転手だけに注意を促すだけではなく、歩行者にも同様に道路交通上の危険回避をするための節度ある行動をとるよう強く求めたい。

でも、小学生に求めるのは無理なところもあり、慎重な運転は欠かせない。

教訓1:市街地の往復2車線道路の横断歩道を横切るときは要注意。

教訓2:夕方のライト点灯時には、横断歩道の歩行者に要注意。

Follow me!

0 Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です