早朝の散歩の途中、まだ薄暗い中、近くの樹に花が咲いていた。何の花だろうと思い、見上げてみたら、どうも桜の花のようだ。

桜は春に開花するのを常とするので、この時期に開花するのは変である。変な桜なのだろうとも思いつつ、ネットで桜が季節外れに咲く理由を検索してみた。以下は、ネット検索で得た情報の抜粋である。

桜は本来、夏の間に翌春の花芽を作ってから休眠に入るようである。このとき、花芽は、「休眠(成長抑制)ホルモン」によって、咲くことを「待て」の状態にされている。そして、葉が落ち、冬の寒さで休眠から目覚め、次第に春の暖かさを感じて、つぼみが成長して開花を迎える、というサイクルを繰り返すらしい。

ところが、夏に何らかの原因で葉が落ちてしまうと、継続的に花芽に届けられるべき休眠ホルモンが十分に届かなくなる。この状態で、秋を迎え涼しくなると、これを冬と間違え、その後に再び気温が高くなると「あ、春が来た」と勘違いしてしまうそうである。その結果、開花までのサイクルが早まり、秋に花を咲かせてしまうらしい。

夏に葉が落ちる原因としては色々あり、台風の強風であったり、豪雨であったり、あるいは夏の暑さと水不足であったりといろんな自然環境が影響するようである。

写真の桜も、夏に葉を落とすストレスが掛かったのであろう。今年は台風も豪雨も記憶にないが、その他の理由で葉が落ちてしまったのだろう。

撮影時は暗くて、フラッシュを焚かないと撮影できなかった。周りが暗いので、焦点を合わせることができないのか、少しボケている。

 

でも、たとえ変な桜であっても、また、季節外れの開花であっても、花が咲いているのは、心が温まる。

不思議に思うのだが、この桜の木は、来年の3月、4月には開花するのだろうか、それとも咲かないのだろうか?咲くなら年2回も花見ができるという貴重な木であるし、咲かないなら、間違いなしに変な桜の木である。

 

 

 

 

 

 

 

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