今年は暖冬であるとマスコミは言っているが、本当にそうなのか?と疑ってしまう。理由は、毎朝、ワンちゃんと散歩しているので、常に早朝の気温を見ているが、その気温が今年暖かいとは思えないからだ。

わが町は京都中部の盆地の中にあるので、冬の間は放射冷却により、気温が低い。マイナス3度は普通である。今年も、マイナス3度は何度もあった。だから、取り立てて今年は暖かいと感じない。それで、今年暖冬であるという見解は間違いではないかと思っていた。

ということで、若しかしたら暖冬という用語が私が考えている内容と異なるかもと考え、「暖冬」とはどう定義しているのか調べてみた。wikipediaによると、「暖冬とは、平年(1981年から2010年の平均)に比べて気温の高い冬のこと」と定義されていた。そして、さらに「気象庁による3階級表現で12月から2月の平均気温が「高い」に該当した場合の冬をいう。」とされている。

これで分かったような気になるが、それでも、定義中の「平均気温」とはどのようにして求めるのか知らないので、それを調べてみた。

大辞林によると、平均気温を次のように解説している。「ある期間、たとえば1日とか1か月の間の平均の気温。1日の場合には日平均気温、1か月の場合には月平均気温などとよぶ。

日平均気温は、1~24時までの毎時刻の気温の値24個を平均する場合もあり、また3時間おきの3、6、9などの時刻の8個を平均する場合もある。さらに3、9、15、21時の4個を平均する場合もある。・・・月平均気温は、前記のいずれかの方法で求めた日平均値を1か月分加えて平均して求めたものである。」と記載している。

これからわかるのは、暖冬かどうかの判断は、12月から2月までの月平均気温の平均で与えられる温度が、平年の気温より高いかどうかによって決定されるということである。そして月平均気温は、1日の平均気温を1か月分加算して、平均した気温になる。詰まる所は、日平均気温の求め方がどうなっているかであり、上記したように、24時間中の気温の平均値が日平均気温になるということである。

だから朝一番の気温が低いからといって、日平均気温が低いとはならないことがわかる。日中の気温が高ければ、日平均気温は高くなることもある。逆に、朝はそれほど冷えなくても、日中の気温が上がらなければ、日平均気温は低くなるだろう。

結局、私は、早朝の気温だけに基づいて、その気温が低いから暖冬とは思わないといっていただけで、暖冬の定義を知らないがために、間違った判断をしていたのだ。チャンチャン。

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